国立新美術館「オルセー美術館展」に行きました。
目玉の一品だけということでなく、全体としてこれほど混雑している展覧会は久しぶりです。日曜の13時ころ到着したときは入場制限なく入れましたが、15時ころには入場制限を行っていました。
カバネル「ヴィーナスの誕生」の前では「きれい」「きれい」と口々に声がもれていました。アカデミーの写真風の筆致は伝統に根ざしたものというよりは、当時の大衆の好みに合わせたのだということがよく分かりました。
印象派の風景画が良かったです。
ルノワールの「シャンロゼーのセーヌ川」からは、色そのものの魅力が感じられました。
セザンヌの「レスタックから望むマルセイユ湾」「マンシーの橋」には、色の配置のリズム感の魅力がありました。
モネの「アルジャントゥイユの船着場」には、すがすがしい空気が感じられる良さがありました。
また「アカデミーからも印象派からも距離を置いた」ファンタン=ラトゥールの肖像画には、確かに両者とは違った独自の世界を感じることができました。
展示室内は冷房が効いていて寒いです。長袖ワイシャツに上着を羽織って観賞しましたが、特に暑いということはなかったです。
オルセー美術館展 印象派の誕生 ―描くことの自由―
会期 2014年7月9日(水)~10月20日(月)
休館 毎週火曜日 ただし、8月12日(火)、9月23日(火・祝)、10月14日(火)は開館、9月24日(水)は休館
開館時間 10:00~18:00 金曜日は20:00まで 8月16日(土)以降の毎週土曜日および10月12日(日)以降は毎日20:00まで 入場は閉館の30分前まで
会場 国立新美術館 企画展示室2E
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