虎ノ門ヒルズに展示してある内海聖史さんの作品「あたらしい水」を観ました。
1階の車寄せに面したロビーに5枚の絵が並んでいます。展示場所にはガラスケースなどなく、忙しく往来するヒルズの客たちを尻目に立ち止まってじっくり観賞することも可能です。1枚の画面サイズが大きく、聞くところによると助手を使っての制作だったようです。
絵には空間的な、実際の風景を連想する絵も(まるで森を地面から仰向けに眺めているような絵も)ありましたが、それだけではなく、時間を感じさせるような、音楽との親和性を感じる絵もありました。多彩な色合いがオーケストラのさまざまな楽器の音色を思わせるのでした。(かつて吉田秀和氏がセザンヌの林檎の絵をオーケストラ曲になぞらえたように。)
虎ノ門ヒルズのホームページには内海さん本人のインタビュー映像があり、とても面白いです。制作風景も映っています。
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