東京都現代美術館に行きました。
「新たな系譜学をもとめて 跳躍/痕跡/身体」では、土方巽や大野一雄の映像が流れていましたが、彼らの舞踏の映像を観たことはほとんどなかったので新鮮でした。
その他の展示としては、人の発言中の身振りを分離してダンスに見立てるもの、パルス電流で筋肉を動かして他人の体の動きをコピーしようとするものなどがありました。
一番印象に残ったのは巨大スクリーンに映った野村萬斎さんの狂言の舞いです。世田谷パブリックシアターでの「三番叟」を収録したものですが、複数台のカメラを使いクローズアップやカット割りを多用して変化に富んだ映像になっていました。
「ミシェル・ゴンドリーの世界一周」では映画のセット(のようなもの)を展示作品としていました。完全に本物に似せたセットというより、どこか偽物めいた雰囲気を残していました。例えば本物の雑誌が置いてある隣には、実際には存在しない架空の雑誌が置いてあったり。
常設展では関根直子さんとサム・フランシスの作品が良かったです。特に後者は3点の大作が展示されていて印象に残りました。
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