東京国立博物館「栄西と建仁寺」展に行きました。
俵屋宗達「風神雷神図屏風」を観ましたが、よかったです。
顔の表情、手足や筋肉の様子、衣装の流れるような曲線、風神雷神の配置、すべての筆致に迷いがなく説得力に満ちていました。
他には海北友松(かいほう・ゆうしょう、1533-1615)の障壁画がありましたが、圧倒されました。縦2m弱、横1〜1.5m程度の大きさの水墨画が、複数枚で一組となり何組も展示されています。
内容は人物図、花鳥図、雲龍図など。画面も大きいですが描かれた人物、動物、龍なども大きいです。でも墨の濃淡が巧みで背景と溶け合っているので、少しも間延びしていません。さらにぼかしや省略によって周囲の事物の存在を暗示し、それによって広大な世界を想像することができました。
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