国立科学博物館「ヒカリ展」に行きました。
光といっても波長によって長波長の電波領域から短波長のγ線領域まであり、光が存在する場所も普段の生活の照明から宇宙空間まで広がっているので、幅広い題材についての展覧会でした。
初めに宇宙を題材にしていました。宇宙誕生の話や銀河の観測の話。電波望遠鏡やX線望遠鏡を使った観測の様子。特に太陽の観測の解説は充実していて、観測用衛星「ひので」による太陽の観測などを解説していました。それから地球の磁気圏の話になり、オーロラの映像が流れていました。
それから科学史の話。ケプラーやガリレイの時代からアインシュタインに至るまで著書の実物を展示していました。教科書にのっている科学者たちが次から次へと出てきます。
次に地球の話題に移り、蛍光を発する鉱物の実物を展示していました。照明を明るくしたり暗くして蛍光の様子を分からせる展示もありました。それから生物が放つ光の話題。ホタルやウミホタルの発光のしくみなど。蛍光タンパク質についての解説もありました。
それから照明の話になり、人間が使ってきた照明の紹介、最近の照明である青色LEDの話もありました。
時間を計る原子時計から光格子時計の話などがあって、展覧会は終わりました。
どのブロックにも5分ほどの映像が流れていて、それは分かりやすくてありがたいのですが、見ていると時間がかかります。じっくり見ていたら全部で3時間ほど時間がたっていました。
宇宙に関する展示、地球に関する展示、科学史の展示は特におすすめします。学問を分かりやすく解説した展示で勉強になります。
2014年10月28日(火)~2015年2月22日(日)
会場 国立科学博物館(東京・上野公園)
開館時間 午前9時~午後5時
※金曜日は午後8時まで。ただし、1月2日(金)は午後5時まで。
休館日 毎週月曜日(祝休日の場合は開館し、翌火曜日が休館)、
12月28日(日)~1月1日(木・祝)。ただし、12月22日(月)、1月5日(月)は開館。
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