2015年5月2日土曜日

根津美術館「尾形光琳300年忌記念特別展 燕子花と紅白梅 光琳デザインの秘密」に行きました。
尾形光琳の「燕子花図屏風」と「紅白梅図屏風」がメインでした。
MOA美術館からは紅白梅図だけでなく、花卉摺絵新古今集和歌巻も来ていました。美術館の展示として珍しいほどに伸ばされて(10m以上?)、宗達の下絵を見ることができ、そのリズミカルな繰り返しは「燕子花図〜」のパターンの繰り返しに通じているのだぞ、とのメッセージを受け取ることができました。
小西家文書には光琳の手になる燕子花のデッサンがあり、実物を見ながらのデッサンがやがて図案化され配置されていくのだと思わせるものでした。
琳派愛好家にお薦めします。図案化されているのに形式主義に陥らない琳派の心意気を感じることができます。

期間:2015年4月18日(土) - 5月17日(日)
休館日:    月曜日 ただし5月4日(月・祝)は開館
開館時間:    午前10時 - 午後5時(入館は午後4時30分まで)
【夜間開館】5/12 - 5/17 午後7時まで開館(入館は午後6時30分まで)

五島美術館「春の優品展」


五島美術館「春の優品展ー和歌と絵画ー」に行きました。
万葉集、古今和歌集、後撰和歌集などの写本が展示されています。
訪れた日には源氏物語絵巻も展示されていました。文章である詞書と絵とが交互に現れるのですが、詞書は抄出であり物語の本文そのままではないのですね。一枚の色紙に書かれた文字はかなりの量ですが、読めません。配布の紙に詞書の全部が書いてあるので何という文字か知ることができました。
俵屋宗達や尾形光琳(伊勢物語「東下り」)など琳派の絵もあって楽しむことができました。

期間:     2015年4月4日[土]―5月10日[日]
休館日: 毎月曜日(5月4日は開館)、5月7日[木]
開館時間:午前10時―午後5時(入館は午後4時30分まで)
(源氏物語絵巻は5月10日まで展示予定)